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2012. 11. 01  
平成24年10月28日、別府ビーコンプラザ 国際会議室にて研修会が開催されました。
テーマは『地域包括ケア、私たちのできること~脳卒中を通じて職種間連携を考える~』



 はじめに、井野辺医師より、『地域リハにおける各職種の連携の必要性』というテーマで、イントロダクションがありました。脳卒中患者さんに、急性期~維持期のどの期においても的確なリハビリテーションを行うことで、患者さんの身体機能及び活動レベルの改善を認めるという情報提供がありました。そこで、モデルケースを3症例挙げ、それぞれの患者が発症から社会復帰に至るまでどのような経過をたどるのか。その中で予防期、急性期、回復期、維持期に分けて各期で患者に携わる各専門職種の役割について発表が行われました。

 予防期では、大分県臨床検査技師会・大分県歯科衛生士会・大分県栄養士会が中心となり、脳血管障害の予防に関して、脳血管障害ハイリスク患者のデータが示され、健康診断から保健指導の流れが述べられました。特にこの時期の課題としては健診の受診率の低さ、保健指導の継続率の低さ、検査結果の判定に用いるデータの標準化ができていないことがあげられました。

 急性期では、大分県臨床工学技士会、大分県看護協会、大分県言語聴覚士会、大分県放射線技師会が中心となり、各専門職のかかわりが延べられました。内容は、検査、機器管理、リハビリテーション、口腔内環境の管理による誤嚥性肺炎の予防、インフォームドコンセント、ソーシャルワーキングについての紹介です。目標として、廃用症候群を起こさないことがあげられました。その後の亜急性期や回復期へのスムーズな移行を行えるよう、連携パスなどを用いて情報共有を行うこと。ただ、パスについては患者・家族に内容を理解してもらえるように工夫することや、あくまでパスはツールの一つであるという認識を医療提供側が持つことが課題であるとの意見もありました。急性期から直接退院する患者さんにはかかりつけ医、地域ケアマネ等へのシームレスな情報提供システムの構築が必要であるということでした。

 回復期では、大分県医療ソーシャルワーカー協会、大分県歯科医師会、大分県作業療法士協会、大分県理学療法士協会が中心となり、患者の活動性向上において、より質の高い医療を提供するため、各専門職がもっと関われる点について延べられました。また、ここでは大分県歯科医師会から、口腔ケアの必要性と重要性について提言があり、口腔内や義歯の清掃だけでなく、口腔が担う機能を考慮し、あくまで全身の中の一部として、口腔を診るという視点で話がありました。

 維持期では、大分県薬剤師会、大分県介護福祉士会、大分県介護支援専門員会が中心となり、自立支援に向けた各専門職のかかわりのあり方が延べられました。医療職種と介護職種のかかわりの重要性、そして、地域の社会資源の利用を推進するために、各職種が健康教室やサロンを通じて啓発活動を行う必要があるとのことでした。

 いずれの期においても、まず、各専門職が担っている役割について社会への認知を高める努力が必要であること、そして単一の職種ではなく、チームとしてお互い協力し合うことの重要性が再確認され、非常に有意義な会となりました。

画像は後程upします。



 
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